佐賀県唐津市呼子町へイカを食べに行った

僕の母は佐賀県唐津市出身。当然のごとく唐津市周辺に親戚が非常に多い、佐賀県はどちらかというと九州でもマイナーな県だと思うが、見どころも食べどころもふんだんに有る。そんな佐賀県の「食べどころ」として知名度トップを走るのが唐津市呼子町のイカだろう。

目次

佐賀県唐津市

地図を貼るけど、分かりにくいかも。

福岡空港やJR博多駅から車で1時間ぐらいで唐津市中心部につくが、呼子町はさらに30分ほど離れている。福岡から唐津へ行くのは、普通だと福岡都市高速から西九州道を通って唐津市中心近くからバイパスを使うことになるのだが、ぜひ唐津市に入る手前から(西九州道を「七山」で降りる)海岸線を走ってほしい。見事な海岸線と「虹ノ松原」というきれいな松林が迎えてくれる。さらに進んでいけば唐津城もあるし、唐津中心部の城下町風情を楽しめる。11月になると「唐津くんち」というお祭りがあって大変な賑わいとなるが、今年は新型コロナウィルスの影響もあるので開催されるのかどうか分からない。開催されるのであればおすすめのお祭りだ。下の写真は唐津くんちの曳山を撮影したもの。
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呼子町へ

呼子町は古くからの漁港。この街で親戚が美容室を経営している。戦前戦後とここで造船業を営んでいて景気が良かったそうだ。思えば、昭和の初期から中期にかけて日本の地方都市は活気があったのだ。呼子町もそんなところだと思う。名物はイカなのだが、実はクジラ関係の珍味が豊富で、運が良ければ食してほしい。松浦漬けというクジラの軟骨を酒粕に漬けたものは酒好きにはまたとない珍味である(墓木はご飯に乗せて食べるけど)。それとクジラの高級食材で「ウネス」というものがあって、チャンスがあれば食べてみてほしい。
(ちょっと呼子町とは関係ないサイトだけど貼ってみる)

www.simetani.com

スライスして生姜醤油でいただく。不思議な食感と絶妙な塩加減で目が飛び出るほど美味しい。ちなみにお値段も目が飛び出るかもね。地元に人の話では、調査捕鯨から商業捕鯨に変わってクジラの量が増えたそうなので、以前よりも食せる機会は増えたかも。また、呼子町中心部からそう離れていないところに波戸岬というとこがあって、そこは「サザエのつぼ焼き」が名物。「サザエのつぼ焼き」も不思議な甘辛さで「グッ!」と美味しいのでぜひ足を運んでほしい。

さて、今回は親戚の不幸事で呼子町にでかけたのだが、どうしてもイカが食べたかった。不幸事なので本当は殺生はいけないんだろうけど、新型コロナウィルスで停滞気味の地方経済を回すことを優先した。

海舟のイカ活造定食

今回のお店は「海舟(かいしゅう)」というところ。
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イカを食べさせるお店はたくさんあるが、まずハズレはない。問題なのは「予約不可」というお店があって、混んでいるときに行くと普通に1時間待ちとなってしまう。今回は新型コロナウィルスの影響もあって駐車場も空きが目立っていたし、席にもスーッと通してもらえた。平日ならいざしらず、土日で待ち時間ゼロは初めてである。上の写真の左端は「イカのもろみ漬け」。これ美味しくてご飯が進んでしまうのだが、これでご飯を食べてしまうと、後ほど後悔してしまうことになるのでチョビチョビと食す。
さて主役の登場。
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上の写真で2人前のイカの活き造りである。イカ活造定食は1人前税込み2970円。不思議なことにレシートには(内税10%)と書いてある。テイクアウトではないから8%じゃないの??と思ったけど、その2%で海舟の新型コロナウィルス時の苦労が少しでも報われるのならと思って黙っていた。
イカは時期によって種類が変わる。しかし不思議なことにいつでも半透明。この半透明の見た目だけでありがたいと思ってしまう。

さて、活き造りを堪能すると「あと造り」としてゲソを天ぷらか塩焼きにしてくれるのだが、だいたい天ぷらをお願いすることが多い。
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ここで、さっきイカのもろみ漬けで我慢しながら食べ残していたご飯が最大限に活かされる。ご飯とゲソの天ぷらのコンビネーションは最高!ご飯は少し冷えてしまうが、1ミリの後悔もない!

お店的には普通だが、食事のレジとお土産のレジが別だったり、お土産は現金のみだったりするところが、やや残念。お土産レジで「現金のみです」という言い方が冷たく感じられ少しカチンとくる感じw
ちなみに、どこのお店に行ってもあまり愛想は良くない。「田舎なので洗練されてないのは仕方ないよね〜」ぐらいで、そこだけは期待しないほうがいい。

エピローグ

今回の旅で使った金額は、親戚へのお土産、イカ活造定食、高速、ガソリン、自宅へのお土産でちょうど2万円也。新型コロナウィルスで懐に入った10万円の使いみちとしては有意義なものになっただろうと思う。あと8万円も有意義に使わないとねw

www.onyado-kaisyu.com

www.jalan.net

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この記事を書いた人

チームワークを得意とする介護業界に勤めるサラリーマン。Macで仕事をしていますが、それだけでモチベーションが上がります。時々、山に登ります。コタローという名の保護猫を飼っています。ゆったりマイペースで参りますので、よろしくお願いします。

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