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プロローグ

胆石症の激痛について書こうと思います。
痛みというのは客観性をもたせるのが難しいもの。人の痛みと苦しみは理解できないものです。


叔父と叔母の場合

僕が体験した痛みについては後述するとして、たまたま親戚で3人が胆石症の痛みを体験しているのでそちらをご紹介しましょう。
一人は叔母で、二人が叔父です。
叔母は子ども(従兄弟)を産んでいますから、陣痛との比較ができる女性には伝わりやすいと思います。叔父の二人ですけど、この二人は同じ結末になりました。
子どもを産んだご経験のある女性に言わせると、男性が感じる痛みなんて甘い甘いと言われることが多いのですが、叔母の話では「胆石症の方が痛かった」そうです。客観的で素晴らしい意見だと思います。
叔父の二人は同じ結末と書きましたが、激痛により失神し救急搬送されました。いかに激痛なのかということがお分かりいただけるのではないでしょうか。


僕の場合ですが

表現1
経験者がどのくらいいるのか分かりませんが、私の経験上10年ほど前の大腸カメラって苦しかったんです。今は麻酔や機器の進歩であまり苦しさを感じないようにできているということですが、僕的には「あの苦しさなら2度めは嫌だな…」ぐらいの記憶がありまして、単純にその100倍ぐらい痛苦しいです。

表現2
お腹の中から杭で打たれるような痛みです。それも先が尖った杭ではなくて、先が丸い感じの杭です。

表現3
喧嘩になった時、不用意な状態の鳩尾に重いパンチが入ったような痛みですが、それが5秒おきぐらいに入ってきます。

表現4
多分、エイリアンの子どもがお腹から出てくるときって、こんな痛みなんだろうと思います。

共通しているのは「痛苦しさ」です。それが短いときで2時間。長いときだと8時間ぐらい続きました。僕は痛みに強いタイプらしく気絶することはありませんでしたが、気絶したほうが楽だと思いました。


対処法

だいたい夕方から21時ぐらいにかけて(食後です)痛み出し、夜中から朝まで続くので、痛い真っ最中にかかりつけ医のところに行くことはありませんでした。痛かったですと言って、頓服の薬を処方してもらって痛みに備えるだけです。私の場合、胃の痛みと勘違いしていたこともあり発見が遅れまして、その分苦しむ回数が多かったことになりますが、夜中に痛みが走った時に救急搬送されていれば良かったと反省しています。
痛みの元が胆石が胆嚢内の出口を塞いでしまって行き先を失った胆汁により堪能が通常時の2倍から3倍に膨れ上がることで起こる痛みです。よって胆石が動いてくれて出口からずれてくれれば痛みはスーッと治まります。胆石が動いてくれる体制を探せばいいことになりますが、人間って痛みが軽くなる体制を探そうと勝手に七転八倒しますので、タイミングが良ければ痛みが遠のいてくれます。僕だけだと思いますけど逆立ちはそこそこ良かったように思います。ただ全員の痛みが取れる保証はありませんので、真似をしないようにしてください。
僕が救急搬送されなかったのは、私が母と同じ部屋で就寝しているせいでもあります。息ができないほどの痛みですから、自分で119番できませんので母に「救急車を呼んで」と言ったことがありますけど、、その時の母は「こんな時間に近所迷惑です。我慢しなさい」でした。これが良くなかった。近所迷惑になろうとも救急車を呼んだほうがいいと思います。
頓服薬ですが、最初は効くんですが段々と効かなくなります。強い痛み止めですので服薬の間隔を6時間ぐらい空ける必要があるのですが、1錠目が効かなかったときの6時間は地獄のようでした。


僕の胆石

コレステロール性で直径11mmの胆石でしたがレントゲンには写りません。なんで見つかったかというと超音波検査です。やはり検査って大事です。超音波検査なら身体への負担もないので楽な検査だったのに。結局、胆石と分かって1ヶ月後に手術しました。胆石症と分かってから手術まで毎週1回は胆石の激痛に悩まされたのです。ただ、胆石症の激痛と分かってしまうと救急搬送されても何もされないので、却って諦めもつきました。


エピローグ

痛いこと自体が人間の体からすると異常事態なので、必ず検査を受けましょう。勝手に「胃が痛い」と思い込んで医者に相談すると、「神経性胃炎」とか診断されてしまい、それ用の痛み止めを処方されてしまいます。そして、この神経性胃炎の痛み止めで最初のうちは痛みが止まるので余計に病気の判断が遅れてしまうことになります。早めの画像診断。これです!

では、また次回!
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この記事を書いた人

チームワークを得意とする介護業界に勤めるサラリーマン。Macで仕事をしていますが、それだけでモチベーションが上がります。時々、山に登ります。コタローという名の保護猫を飼っています。ゆったりマイペースで参りますので、よろしくお願いします。

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