プロローグ
昨日は3ヶ月に一度の膀胱ガンの定期検診。膀胱ガンは再発率が高く定期検診が欠かせません。前回の内視鏡検査では最初の手術から1年4ヶ月経過していましたが再発がみつかってます。
膀胱ガンの検査
尿検査、腹部エコー、膀胱内視鏡、生検(組織の一部を採取して顕微鏡で検査するやり方)ぐらいだと思います。レントゲンも撮りますけど見つかった後に撮るので、多分膀胱ガンとは直接の関係性があるのではなく、手術との関係性で撮ってるのだはないかと思います。いずれにしても、非常に見つかりやすいガンですので、気になるところがあったら早め早めに専門医に受診することをおすすめします。
では、その「気になる点」とは?
何を気にしたら良いのかが分かってないとスルーしますよね。僕もそうでした。僕の病歴はスルーの連続で重症化しているので、本当に気になったら専門医に行ってください。
1.排尿時の痛みと微熱と血尿
2.これが短期間に発症する
3.痛みもないのに真っ赤な血尿が出る。
1は膀胱炎を始めとする尿路感染症で出てくる症状です。血液検査をすると白血球数が異常に上昇します。お医者さんみたいに慣れた人だと「白血球数が上昇しているので薬を出しておきましょう」ぐらいの説明で終わってしまうことがありますので、そこは突っ込みましょう。
①なぜ発熱するのか?
②白血球数が上昇するのか?
③これが続くとどんなに身体に影響が出てくるのか?
自分のことばかりでなく、家族の体調でも排尿時の痛みと発熱と血尿は重要なサインなので、参考になります。特に高齢者は尿路感染症リスクが高まりますので、知っておいたほうがいいです。
2について、最初の症状が出た時に薬をもらいます。軽ければ経口薬で治まりますのであまり心配はありません。重症化すると点滴で抗生物質を流さないと間に合わないので救急病院に行く必要があります。で、症状が終息してから7日目に同じ症状が出ました。「これはただの膀胱炎じゃないな」と思ったのですが、その時は尿のガン検査で陰性(見つからなかったこと。逆は陽性)反応だったのでスルー。
今考えると、もっと早く専門病院に行っておけばよかったと反省しているんですけど、3ヶ月間体調が悪いまま放置していたのです。この時の体調の悪さですが、倦怠感と頻尿と下痢です。本当に片道2時間の通勤が大変な時期でした。GWが終わったら総合病院に行こうと思っていたのです。
そして、5月のGW中に3の痛みのない真っ赤な血尿が出ましので専門病院にかかりました。
膀胱内視鏡
腹部エコーでもはっきりとガンと分かったのですが、膀胱内視鏡で目視して確定診断と言われました。
さて、膀胱内視鏡…ここから閲覧注意です。
1.下半身裸になる
泌尿器科専用の処置室に通されて下半身は全部脱ぎます。要領の悪い看護師さんだと「脱いで待っててください」と言いますが、当たり前ですけど下半身だけです。微妙に悩むのが靴下ですが、靴下は履いたままでもOK。あとから処置台に乗るんですけど、下半身は麻酔用のゼリーや生理的食塩水や尿でビチャビチャになります。
2.処置台に乗る
見た感じは理容室の椅子ですが、あり得ない動きをして開脚姿勢にされます。身体は天を向き足は約90度開かれ下半身がさらされる状態。分娩台とは別物ですが、女性はよく見かける椅子だと思います。ありえない格好の恥ずかしさで全身に力が入って本能的に足を閉じようとします。両足はベルクロで固定されていて閉じれないので余計に力が入り、室温に関係なく汗ビショビショになります。先生も言ってましたけど、膀胱ガンの内視鏡検査で心折れる人が続出するらしいです。
3.ゼリー状の麻酔薬の注入
細いチューブを使ってゼリーを入れるんですが、この時が一番痛いと思います。内視鏡を見た瞬間に「入りませんから!!!」と思いますが、麻酔が効いているので痛みはありません。
4.内視鏡挿入
前立腺部分を通過する時に苦しいのと、生理的食塩水を入れてから膀胱内でグルグルとカメラを回すときに若干苦しいです。写真を何枚か撮影して終了。ゆっくりと抜かれて、生理的食塩水を抜くためのチューブが挿入されて、出きってしまうまで放置。
5.後処理
看護師さんが丁寧に陰部を処理してくれます…「自分でやります」ぐらいのことは言いたくなりますが、まだ処置台から開放されていません。されるがまま… こういうときね…正直な話、若手の女性看護師さんじゃなくてベテランの看護師さんがいいですよね。ちょっと脱線しますけど、手術のときは若い女性看護師さんがいいんです。
6.自分で後処理
結局、ゼリーが取れきれないので、最後は自分できれいにします。これにて終了!
エピローグ
もう8回ぐらい内視鏡入れていますので多少慣れましたが、それでも精神的ダメージが残ります。
今回の検査結果は異常なし。最初に書いたとおり再発の可能性が高いので、一生この内視鏡を入れ続けることになります。それもまた仕方ないか…
では、また次回!
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