まずもって、世の賢人たちは言いました。「成功に必要なものは努力と運」。どちらの要素が高いのか?運がなければ成功しないし、努力の先にしか成功はない。しかし、敢えて言うならば運でしょう。
努力なしの成功は成功とはいえないのかもしれませんし、
そう思いたくありません。まずは努力を定義付けましょう。努力とは「今の状態よりも高みに抜け出そうとする力」というのはいかがでしょう。ただし努力は別の悲しい現実を持っています。それは才能には勝てないことが多いということです。世の中には不思議な才能を持っている人がいるものでして、私の知っている人に「読んだ本の内容を覚えてる」という才能を持ってる方がいらっしゃいます。資格試験においては最強といえる才能です。その方はもちろん弁護士さん。なぜなら六法全書すら覚えてしまうからです。もちろん覚える(=知識として蓄える)ということと、覚えたことを活かすというのは別な話ではありますが。さて、つまりは努力なしに才能で乗り切る人も中にはいるわけですね。これは運そのものだと思います。男子100mのボルト選手もそうです。大変な努力をしていると思いますが、私がボルト選手と同じ努力をしても。いえ、ボルト選手を超える努力をしても、私が出せる記録はボルト選手の足元にも及ばないと思います。もうお分かりだと思います。成功には運です。
ここで別な見方をしたいと思うのです。それは「成功とは何なのか?」。経済的成功。社会的地位の高さ。家族。中には美貌という女性もいらっしゃるでしょう。どれも成功に必要な要素だと思いますが、全部を手に入れた人は少ないように思います。つまり、人によって成功の感じ方が違うのではないでしょうか。ここが今回の投稿の最大のヒント。
私はこう思います。
成功とは、日々努力を重ねた上で運が必要である。しかし、もっとも重要なことは成功とは手に入れるものではなく、「自分は成功している」と感じること。
少し前の投稿「僕の考える自分愛」の中で「幸せは感じるもの」だと書きました。成功も同じ部類ではないかと思います。すると、もっと違う定義が考えられます。「成功とは、他者から見て羨ましがられるもので、自分が満足している状態」。
結論です。成功に必要なものは、成功しているという「思い込み」にほかなりません。
この結論。。。相当つまらんですな(^^;
余談ですが、読んだ本を覚えてしまう才能。別な言い方をしますと「忘れられない」…これはこれで苦しいそうです。確かに、生きていく上で「苦しみ」とは切っても切れない。かつ、この苦しみから抜け出せる最高の方法は「忘れる」ことですから。
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