日本人は友だちだとなんでもただにしてもらえると思っている人が多い。そして、同じぐらいにこういう人がいる。
「A君!上手くいったらお金を払うよ。」
発注する側からすると、どのくらい上手くいくか分からないから安くしておきたくて、こういう発言をするのだろう。そして、A君はこう思うのだ。「お金が入ってくるからどうか分からないから、後回しにするか、手を抜いておこう。」
この事例はデメリットばかりで何も生み出せない典型的パターンだ。
まず発注元は上手くいくかどうか分かっていないから素人だ。プロフェッショナルはどうやったら上手くいくのか、リスクは何なのかということを百も承知である。素人が何かを始めるのであれば、まず学ぶことが優先だ。成功事例をたくさん研究すること。自分の過去の失敗を振り返ること。失敗している人から失敗の本質を学ぶこと。せめてセミプロぐらいにはなるべきだと思う。そしてA君も素人だ。自分の成果物が有料だと言い切れないで、後回しにするか手を抜くか考えている。素人同士が何かプロジェクトをやろうとして上手くいくはずがない。そしてお金を生んでいくのがプロフェッショナルで、お金を生まないのは趣味でしかない。特技かもしれないけどね。
プロフェッショナルは「無料と有料の境目をきちんと押さえ、有料の先にはクライアントの意思に即したしっかりとしたビジョンを明示することができる。」
意思に即しない場合、仕事にはならないので心配いらない。無料のままで進んでいくのもろくでもないプロジェクトなので問題ない。しかし、意思に即して、しっかりとしたプロジェクトであるならば、A君はメニューを提出するべきだろう。
私の場合、プロジェクトを動かす場合にしっかりとしたプロフェッショナルフィーを計画に盛り込んでいる。それがプロフェッショナルな仕事だし、私の相手はプロフェッショナルばかりだ。僕の仕事のパートナー大募集中なので、よろしく!
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