社会人になってから紫陽花を愛すようになった。紫陽花を愛すようになったというよりも、6月を愛すようになったのだろう。梅雨は鬱陶しいが、晴れた水無月は1年で一番心地よい時候だと思う。
私が住んでいる北九州市若松区は紫陽花の名所である。6月の中旬になると「あじさい祭」が開催され、たくさんの観光客が訪れる。マイカーを上手に規制しており、一般的な観光地の住民が受ける「シーズン中の交通渋滞」というものがない。その配慮に関係者には心から感謝している。
さて、少し前のことであるが、カメラを抱えて紫陽花を撮影してきた。
紫陽花は寄って撮っても、引いて撮っても良い。
額紫陽花。この形が好みだ。若松はあまり多くない。福岡県だと久留米市の千光寺というあじさい寺があるが、そこの紫陽花も見事で中でも額紫陽花の美しさは目を引く。
街中にも多くの紫陽花が植えられている。奥にマンションが見えるが、せっかくのリアルレトロタウンなのに、現代的な建築物が建ってしまって少々残念だ。もちろん住んでいる人に罪はないが、せめてデザイン的な配慮が欲しかったと思う。
6月は好きな花が咲く時期だ。紫陽花だけはない。次回はアガパンサスを紹介しよう。
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