周囲が敵ばかりだと思ったときの魔法の言葉

先日、90歳の入居者様がお亡くなりになりました。お亡くなりになる1週間前まで文句ばかりおっしゃっていた方です。最後は、数少ない身内の方がたまたま来られた時に静かに息を引き取られ、お亡くなりになったという事実は寂しく感じるものの、天国への旅立ちは決して寂しいものではなかったと思います。その文句ばかりの入居者様が文句を言わなくなった瞬間があります。それが今日、お伝えしたい「魔法の言葉」です。

僕はこの言葉で助けられています。

一番、苦労したのは証券会社で外回りから内勤になった時のことです。ま、偉そうな立場になったわけですが、その時27歳です。当時の社員の平均年齢が33歳ぐらいだったと思います。これは女性社員も含めての平均年齢ですから、男性社員の中ではまさに小僧です。周りの人の僕に対する態度からイラついていることが伝わってきます。とにかく、言うことを無視されているような状況で全体として仕事がうまくいくわけがありません。悩んで悩んで、思いついたのが魔法の言葉です。これは相手がどんな立場の人でっも効果があります。90歳の半ば認知症気味の高齢者ですらニコッと笑ってくれるくらい。もちろんクレーム対応にも有効。かつクレーム対応時間の短縮にも役立ちます。

それは

「あなたのために、僕にできることは何ですか?」
です。
90歳の高齢者にお声がけしたのは、
「○○さんが、これから先の人生で安らかに生きていくために、僕にできることは何ですか?」でした。
証券会社で内勤になった時、僕の口から出ていた言葉は「お客様のために、会社のために、部のために、あなたのために働いてください」でした。
うまくいかない……なぜだろう??悩んで悩んで出てきた言葉は「働いてください」とは逆の「僕が働きます」だったのです。

うまくいかない時は、やってきたことの逆のことをやるのは

正攻法ですよね^_^;
ただし、この言葉を知ってからは、これが正攻法だと思って使っています。
この言葉をどこでも使うわけです。
会う人にはとにかく最後の言葉として言ってみる。
「あーしてほしい、こーしてほしい」という気持ちをちょっと抑えて、「僕にできることは何ですか?」 と言う。
この言葉にはグチャグチャに絡み合った糸がスーッと解けていくような気持ちよさがあると思っています。

でも、ごめんね^_^;

もしかしたら、僕のキャラクター×「僕にできることは何ですか?」なのかもしれません。でもそうだとしたら、人それぞれに魔法の言葉があるのではないかと思いませんか?
あなたの魔法の言葉を探しましょう!
それは逆境に置かれた時に、ふと頭に思いつく言葉なのではないでしょうか。
まずは人のマネをしてみるのが手っ取り早いので、「僕にできることはなんですか?」と声をかけてみたもいいかもしれませんね。
「君には黙っててほしい……(;一_一)」とだけは返されたくないかなww

エピローグ

新人さんなんか、この言葉で一日を終わらせてもいいかもしれませんね。僕は51歳になった今でも、この言葉の魔法の力を信じて使っていこうと思います。

では、また次回!

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この記事を書いた人

チームワークを得意とする介護業界に勤めるサラリーマン。Macで仕事をしていますが、それだけでモチベーションが上がります。時々、山に登ります。コタローという名の保護猫を飼っています。ゆったりマイペースで参りますので、よろしくお願いします。

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