MacBook Airの使い心地(主にキーボード)

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重さ

まずは重さ。「Air」と銘打っているけど、全然「Air」感はない。これは明言できる…重いよ。この前の機種がMacBookで極薄軽量で920グラムだったこともあって、1290グラムのMacBook Airはかなり重く感じるのも無理はないと思う。

次にサイズ感だけど、これも「薄っ!」という感じではない。ここでも「Air」感はないと断言できる。全体として厚さにおいて楔形をしているので、先端部分(ヒンジとは反対側という意味ね)は薄いと思わなくもないけど、ヒンジ部分はなかなかの厚さ(MacBook Proよりも厚い)になっている。

keyboardの話


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今回、シザー式のMagic keyboardの採用となった。それまでの3年間バタフライ式キーボードに固執してきたAppleだけど、構造的に故障しやすいバタフライ式キーボードを諦めた。なにせ採用している全てのMacBookはキーボードの無償交換プログラムの対象となっている。つまり、全てのバタフライ式キーボードを欠陥品だと認めてしまったわけだ。ちなみに53歳の僕はPC歴が25年に及ぶ。そのうちのMacBook歴は10年。全体を通して普通のキーボード歴のほうが圧倒的に長いんだけど、そういう人にとって今回のシザー式キーボードの採用は「めっちゃ嬉しい!」と表現できる。打鍵感のしっとりさや、音の静かさは、2015年以前のMacBookに採用されていたキーボードを超えていると感じる。僕的に最高の打鍵感を持つノートPCはレノボ(自分で使ったことはないけど、上司のを使わせてもらった)なんだけど、打鍵感の出来としてはレノボといい勝負になってきた。

バタフライ式キーボードも悪くない

ただし、バタフライ式キーボードが全然だめだったわけではない。故障が多いことを除けば、Appleがユーザーにバタフライ式キーボードを受け入れてもらおうと取った姿勢を評価しているし、実際に「バラフライ式キーボードが嫌い」という人は少ないように思う。そもそも本当にバタフライ式キーボードが嫌いだったら、過去3年間MacBookは売れてないはずだ。でも、売れていたので、ある程度のポジティブな評価もあって当然。特に、2016年からMacBook系PCを導入した人にとっては、最初からバタフライ式キーボードしか選択の余地がなかった(整備済品等の中古を除くよ)わけだから、そういう新し目のMacBookファンにとっては、今回のシザー式キーボードは違和感があるかもしれない。ただ、僕の場合、故障しやすいバタフライ式キーボードを使う上で神経質になってキーボードカバーを乗せていた。これが良かったり悪かったりする。少なくとも細かなゴミの侵入を防ぐことで故障リスクを減らす代わりに、打鍵感において妥協を強いられていたわけだし、ファンレスのMacBookだと排熱も悪くする。今回のシザー式キーボードでもゴミの侵入リスクはゼロではないからカバーを乗せたほうがいいのかもしれないが、故障リスクに必要以上に敏感にならなくても良くなったのは精神衛生上大きなメリットだと思う。

ファンクションキー周り

またファンクションキー周りを見てみると、MacBook Proに取り入れられているタッチバーはなく、ファンクションキーが整然と並んでいる。当然ながら独立したエスケープキーがあり、そして「これだけは」間違いなく便利なTouch IDが右上に鎮座している。MacBook Pro13インチ2016年モデルを使っていた時、MacBook ProとTouch IDのコンビネーションは最強だと思ったいた。その後にApple Watchを購入したのでMacBookのログインだけを考えると特別なものではなくなったが、それでも風呂上がりのApple Watchを外したタイミングでMacBookを触るときにパスワードを入力する煩わしさから解放されるのは最高の気分である。

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バタフライキーボードとタイプミス

ここでひとつ、私見だけど僕にとっては大事なことなので、書いておきたいことがある。
MacBookを使っている間に結構な頻度でタイプミスをしていた。これは(無理してカッコつけて)USキーボードにしたせいだと思っていた。JISキーボードとUSキーボードでは左右方向に多少ズレが生じるからだ。AppleのJIS配列のMagic keyboard 2も持っていて、使い分けをすると余計にタイプミスを起こしていたから、なおさらのことそう思っていた。
ところが、シザー式キーボードに回帰したMacBook Airでは、USキーボードとJISキーボードを使い分けてもタイプミスをしなくなった。つまり、MacBookで起こっていたタイプミスは、USキーボードのせいではなくバタフライ式キーボードのせいだったのだと思う。

今回のMacBook AirはAppleCareまで入れると23万円超えとなり、MacBook Proの13インチが手に届くほどになってしまった。MacBook Airもi7までアップグレードさせたが、それでもMacBook Proのi5よりも性能的に劣るのは否めない。しかし、MacBook Airに採用されているシザー式キーボードの打鍵感に触れてしまうと、MacBook Proにしなかった後悔は全くない。

なぜなら、MacBook Pro13インチにはシザー式キーボードが採用されていないからね!!

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この記事を書いた人

チームワークを得意とする介護業界に勤めるサラリーマン。Macで仕事をしていますが、それだけでモチベーションが上がります。時々、山に登ります。コタローという名の保護猫を飼っています。ゆったりマイペースで参りますので、よろしくお願いします。

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