人事担当者とキラキラネーム

僕の本名は「明」。「あきら」と読む。この漢字を書いて「コロナ」だったり「きらめき」とは読まないので普通と言って良い。53年前は、どちらかというと人気の名前で、同級生でも「あきら」は「明」(複数)「晃」「章」とメッチャ多かった。大体「明」という漢字は8角になって、これが画数的に良いらしい。「らしい」というのも、その良画数の恩恵に預かっている気がしないからだけどさ。

目次

人事担当者の大敵

プロローグを読んでいただいただけで、もうおわかりのことだと思うが、昨今流行りのキラキラネームに頭を悩ませている。
1.読めない
2.変換できない
3.いちいちパソコンに辞書登録しないといけないので面倒
4.パソコンの辞書がキラキラネームばかりになるけど、その人の名前を打ち込む以外にメリットがない
ということなのね。

勘違いだってあるしさ

僕の友人に「基」というやつがいる。「もとし」なんだけど、そいつが中学に上がったときの最初の数学の時間のこと。
先生が「なんか珍しい名前がいるな…おい!なんで「はか」って名前をつけられた?」
もとし君は当然ながら「自分のこと」だなんて思ってないからキョトンとしていたらしい。
「おい!ちゃんと返事しろ!「はか」はどいつだ!」
ある生徒が「先生!このクラスには「はか」はいません!」というと、先生は改めて閻魔帳(懐かしい表現でしょ)を眺めて「オ!違ったな!「き」だ!おい!「き」!」
ここで、さすがにもとし君は自分のことと気づいたそうで「先生!僕でーす!でも「もとし」でーす」と答えたそうな。
もとし君のあだ名が「はか」に決まった瞬間だった。今ならいじめの原因を作ったということで、マスコミ沙汰かもしれないよねww

年令を重ねたときのことも考えてあげたほうがいい

高齢者福祉の仕事をしているからということでもないけど、名前を見ると後期高齢者になったときの周りの反応というのを想像してしまう。これは一種の職業病と言って良い。ここは僕の個人的な偏見だと思ってね。
小さい頃は可愛いよ。「マリアちゃん」「アリスちゃん」とさ。高齢になるとこれに「ばあ」の二文字が入ってくる。
「マリアばあちゃん」「アリスばあちゃん」となることを頭に入れておいたほうが良い。
ちなみにマリアちゃんのアリスちゃんは、30年前の僕の知り合いだが、その当時は「マリア」「アリス」にふさわしい美貌だった。今は‥思い出として僕の胸の中にあるのみ。

せめて読めるようにしてくれ

特にキラキラネームで困るのは従業員本人の何かをするときではなくて、新たな扶養家族ができたときだ。
「僕、社会保険の手続きをするので大変なんですけど(@_@) 」
月麦、日葵、知愛、輝良(これは読めたけど)なんて困ったものだ。心優しい従業員は「ふりがな」を書いてくれる。でも、大半はふりがなを書いてくれない。
読めるか!!!!!

エピローグ

いや、人んちの子どもの名前なので、いいんですよ。いいんです。
でも「ふりがな」は言われなくても書いてね!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

チームワークを得意とする介護業界に勤めるサラリーマン。Macで仕事をしていますが、それだけでモチベーションが上がります。時々、山に登ります。コタローという名の保護猫を飼っています。ゆったりマイペースで参りますので、よろしくお願いします。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次