あなたならどっち?

あなたに残された寿命は1年。あなたには結婚こそしていないが大切なパートナーがいる。あなたが大切なパートナーのために選択するのはどちら?

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あなたと別れて、別な人と幸せな人生を歩んでもらう

これがひとつめの選択肢。あなたに残された寿命は1年だが、パートナーには長生きしてもらいたい。早めに区切りをつけて、新しいパートナーと幸せになってほしいと考えた。

あなたの最後の瞬間までそばにいてもらう

これがふたつめの選択肢。心身ともに最後の瞬間まで支えてもらう。あなたは支えながらも、パートナーに対する愛情を注ぎ続けることができる。何もキスしたり、エッチすることばかりが愛情表現ではない。違う形であなたは最後の瞬間まで愛情を示すことができるのだ。

人それぞれ価値観が違う

どちらが正しいとは言い切れない。ひとつめの選択も美談だし、ふたつめの選択を非難する人はいないだろう。 ただ、このふたつには大切なものが欠けているように思う。

欠けているもの

それは「あなたが大切」と思っているパートナーの意思。ひとつめもふたつめも、大切なパートナーに相談なく決めたのなら、ふたつともあなたのわがままなのではないだろうか。寿命1年を宣告されたあなたに「わがまま」というのも酷な話かもしれない。「最後の1年ぐらいわがままを通させてくれ」というのも理解できる。 ひとつめの選択をすると、あなたは大切なパートナーの幸せを願いながら、一人で1年を過ごすことになる。「パートナーは新しい人を見つけることができるだろうか?」そんなことをふと考えるだろう。
ふたつめの選択をすると、二人で1年を過ごすことになるが、最後の数ヶ月か数日かはパートナーに介助してもらわなければならないかもしれない。ふたつめの選択には、さらにパートナーに経済的負担を強いることになるかもしれない。介助に伴う経済的損失を避けられないかもしれない。それならばふたつめの選択は回避して、ひとつめの選択をしたほうがふたりの幸せの総和は大きいかもしれない。
とか、思うだろうね。

自分で「幸せの総和」とか書いたけど

「幸せの量」って足し算や引き算や掛け算や割り算で計算できるものでもないだろう。相対的なもので比較することが難しい。誰かの幸せの量は、誰かが不幸だと感じる量かもしれない。その逆もまたあり得る。そもそも、幸せって「感じ方」なんだからさ。

人は最後の瞬間まで希望と幸せを諦めなくて良い

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以前の投稿でそんなことを書いた。ひとつめの選択はかっこいいと思うよ。それであなたもパートナーも二人揃って幸せなら万事OK。
でも、最後に一つだけ。これも絶対ではないけれど、あなたのパートナーは、あなたの最後を看取ってから幸せを探し出しても決して遅くない。というよりも、あなたという大切な人と最後の瞬間まで一緒にいることが不幸なことばかりだとも思えない。あなたはパートナーがそばにいる幸せを最後の瞬間まで感じることができる。
そして、今のあなたには何よりもパートナーが必要なんじゃないかな。人は「誰かの最後の人」であることは何にも代えがたい最高に価値があることだと思う。あなたのパートナーは最高に価値のある人になるんだよ。こう言っちゃなんだけど、パートナーがあなたの存命中に新しい人を見つけても、あなたの最後の知らせを聞けば悲しむからね。 それが「大切なパートナー」というものだと思うよ。あなたは最後の瞬間まで幸せを感じて良いんじゃない?
あなたの最後の1年をあなたの大切なパートナーへの思いで生きていく。それも生き様として美しいと思う。

エピローグ

大切なことなので、自分の思いだけで物事を決めずに、しっかりとパートナーと向き合って、パートナーとともに幸せと感じることを選択してほしい。反論は受け付けてないので、スルーでお願い!

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昨日、午前中は登山して、午後からサイクリング。そして今日は筋肉痛で、椅子から立ち上がるのも一苦労wそれでも僕は幸せなんだよw

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この記事を書いた人

チームワークを得意とする介護業界に勤めるサラリーマン。Macで仕事をしていますが、それだけでモチベーションが上がります。時々、山に登ります。コタローという名の保護猫を飼っています。ゆったりマイペースで参りますので、よろしくお願いします。

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