愚痴というのは下から上へ流れる。水とは逆。万有引力の法則も一般相対性理論も超越しているのだ。ということで今日は愚痴の話。
きっかけは社長さんから
「なんかマネージャーの一人が運営方針に不満があるらしい」
マネージャの一人が別のマネージャーに愚痴ってて、それを聞いた方のマネージャーが相談されたと思い込み、その解決方法を社長に確認したら、僕にお鉢が回ってきた感じ。100対0の交通事故にあったような気分ね。
というのも、ちょっと前に「立派なマネージャーとしての心構え」的なことをミーティングの中で伝えたの。 僕の中では「ちゃんと言い聞かせたのに分かってね〜のか???」ぐらいな勢いでガチギレ寸前。で、そこから社長と愚痴を聞いたマネージャーと僕で対応策を検討したわけ。
ガチギレ寸前の僕は「心構えをちゃんと伝えたのに、やる気ないんだったらマネージャーを下ろす。でも、それは僕がでしゃばったときだけ」みたいな案を出したけど、ワンクッションがないのも可愛そうだから、
プランA:愚痴を聞いたマネージャーから「べん☆ぱぱ、めっちゃ怒ってたぜ!ちゃんと仕事に向き合ったほうがいいぜ」と言う。
プランB:社長の口から「べん☆ぱぱ、めっちゃ怒ってたぜ!ちゃんと仕事に向き合ったほうがいいぜ」と言う。
プランC:僕が「てめー!心構えを言ったのに、もう辛抱できね〜のか!マネージャー下ろすぜ!」と言う。
ということを検討していたら、社長が「じゃ。プランDね」と言い出した。僕は「社長が言うんだからプランDもいいでしょう。聞きましょう」としたら。社長から「俺の考えるプランDは、べん☆ぱぱから『仕事に向き合ったほうがいいぜ』と言う。」
僕「は?」
社長「は?じゃなくて、プランDはどう?」
僕は心のなかで「こっちはガチギレ寸前なのに、そんなまともなことを言えるわけがない。。。」と思ってたんだけど、社長がニコニコと「やってください」とか言うので。仕方なく引き受けた。
で、愚痴ったマネージャーと直接対決
「ちょっと話があるんだけど」とSlackで連絡し、時間を決めて訪問。
ミーティングルームに先に入って待ってたところで当のマネージャー登場して「わざわざご足労いただいて、ありがとうございます。どうしました?」
「俺、今日はガチギレ寸前で来てるんだけど!この間、辛抱しろって言ったよね。もう辛抱できなくなったの?早くね?ふざんけんなよ。もうねマネージャー下ろす!」って言ったんだけど、「あちゃー!Aに相談したつもりじゃなかったんですけど、そんな事になってたんすか?」「たんすか?じゃない。お前は家具屋か?どういうつもりなん?やる気ないん?」
「いや!あります!」とか言って、言い訳を始めた。一通りの言い訳を聞いてる間に、こっちがガチギレ寸前なのがバカバカしくなって「やる気あるんだな!なら、ちゃんと愚痴らずに辛抱しなさい!」というこになった。
ここからがお説教
「だいたい平社員が愚痴を言うのとマネージャーが愚痴を言うのでは、こっちの捉え方がまるで変わるんだから。平社員が言い出せば、何か改善点が埋もれてるかもしれないとか、励ましてあげようとか思うけど、マネージャーのように引っ張っていくリーダーが愚痴を言ってそれが漏れ伝わってくると、それは方針への反発としか受け取ってもらえないよ。愚痴を言うなとは言わん。でも、愚痴を言ったら、必ずその後に『そうは言っても、俺頑張るよ』って締めくくらないといけないんだよ!」
というありがたいお説教を食らわしてやった!
エピローグ
そうはいっても、できの悪い息子ぐらいなもんだからさ。こんなもんなのよ。
昨日は兄貴も出張で、僕が帰るまでボッチ留守番していたコタロー。めっちゃ抗議の目線を向けながら、テレビ視聴を妨害するのよね。ごめんね!
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