少し乗り遅れてしまった感はあるものの近所のシネコンで観てきた。今回はそんな話。
まだ劇場版が終わっても8巻の途中らしいw
劇場版を観るにあたってTVシリーズを全部観た。Amazon プライムビデオで観ることができるのでリーズナブル。途中、Wikipediaをチェックしたけど、劇場版を観終わっても8巻の途中なんだね。ということでAmazonでKindle版を全巻分購入。通勤途中iPad miniで読んでるけど、本当にiPad miniって良くできたGadgetだと思う。漫画を読むのに最適化されているよね。
劇場版を観る前に気をつけたいこと/名前が難しすぎる
50歳過ぎて鬼滅の刃を観て困ったことが登場人物の名前が難しすぎて覚えられないこと。これはTVシリーズを先に見てしまったからなんだろうけど、これを回避するためには漫画を読んだほうがいい。人物相関図を作ることをアドバイスしてくる人もいたけど、漫画版を6巻まで読めば人物相関図を作る面倒くさいことはしなくても大丈夫。
You Tubeでも考察系がたくさん出ててさ
びっくりしたのがYou Tube。いわゆる考察系というジャンルで沢山の人が鬼滅の刃の考察を展開している。喋りもうまいし説得力もあってなかなか面白い。
ということで劇場版「鬼滅の刃」無限列車編
結構大人の鑑賞に耐えるアニメになっていて、泣けるよね。面白かった。人を喰う鬼を退治する団体(鬼殺隊)の一人が主人公ということになっている。福岡県の太宰府天満宮の近くに竈門神社という由緒正しい神社がある。主人公の名前が「竈門炭治郎」ということでにわかに鬼滅の刃の聖地化しているらしい。作者が福岡県出身ということもあり、意識はしているんだろうけど、持ってきてかどうかまでは不明。でも福岡県人としては嬉しい話だ。
さて、鬼を退治するには日輪刀という特殊な刀で首を切断するか、鬼に太陽の光を浴びせる必要がある。剣技で切断するか、体力で朝まで時間稼ぎをするかなんだけど、これっていわゆるバンパイアハンターだよね。めっちゃ分かりやすい勧善懲悪ってこと。その鬼殺隊の鬼に対する憎しみ度合いというのが結構半端ない。主人公の妹である禰豆子が鬼になってしまったことで、中心人物たち(「柱(はしら)」と言われる精鋭)の大半は禰豆子の抹殺を主張するんだけど(これはTVシリーズの中)、その純粋な悪に対する反発心が少しずつ変化していく様(禰豆子を受け入れていく)に心が動く。ちょっとだけ横道にそれるけど、天使って悪に対して完全正義なんだけど、天使は神の使いだからそれでいい。でも鬼殺隊の悪に対する正義は人間味を感じさせる。「水に流す」、「改めて認める」ことができるっていうのが人間の素晴らしさなんだと、おじさん思った。今回の煉獄杏寿郎がそういうセリフを言うシーンがあるので、ぜひ感じてほしい。
さて、今回の映画の中で、僕的に一番奮い立ったのは3つあって、ひとつは煉獄杏寿郎が猗窩座(メチャメチャ強い鬼)の首を跳ねようとするシーン。すごい迫力で、ここは超見どころ。ふたつめは、炭治郎が逃げる猗窩座に向かって「卑怯者」って叫ぶ一連のシーン。そして最後に煉獄杏寿郎が炭治郎をはじめとする若き鬼殺隊の面々に声をかけるシーン。
鬼は首を切断されるか太陽の光を浴びる以外は、傷つけられても痛みも感じないし、どんどん再生していく。それに対して人間は痛いし再生しない。恐怖と、どうかすると押し寄せる絶望感に対して、鍛錬と勇気で乗り越えて鬼に向かっていくんだよね。本当に大人も観たほうがいい。
エピローグ
最後近くになるまでアクションアニメ的な目線で観てしまい、それはそれで面白いけど、最後に煉獄杏寿郎が口にする覚悟(という言葉を使うけど、無限列車に乗っていた200人の人間を誰一人死なせなかったことや、先輩としての後輩を思いやる気持ち)は、(煉獄杏寿郎の死は悲しいことだけど)観たあとに晴れ晴れとした気持ちにさせてくれた。僕はこれからKindle版を読み続けるけど、早くTVシリーズの第二段とか、映画でも続きを観たいものだ。
最後に「Google 日本語入力」さん、ありがとう。登場人物の名前が全部一発変換できて楽だったよw
コメント