以前にも「損切る勇気」という投稿をした。
似て非なる話をしよう。この記事では「撤退すること」について書いたが「戻る勇気」とでも言おうか。
栃木県で高校生8人の命が絶たれた。将来を夢見ていただろうに、それを達することなくこの世を去ってしまったことは、親族・関係者でなくても胸が張り裂けそうな思いだ。聞けば雪崩注意報が発令され、されに新雪積もる中をラッセル訓練を行っていたという。登山経験豊富な人が同行していたそうだが、誰も止めなかったのであろうか。
企業で社会活動をしている場合に、必ず健全な組織運営という問題に突き当たる。もし10人の中の9人が決行を主張しても、1人が中止を求めれば彼の意見が適切に反映される組織。本当はリーダーが適切な判断をすれば良いだけの話だが、リーダーの頭にはいろいろな思いがよぎるものである。それをフラットにさせるきっかけを作るのが健全な組織構成員なのだ。変な話だが、ブラッド・ピット主演の「ワールド・ウォーZ」のイスラエルがそうだ。あれはどこまでがフィクションなのだろうと思ったが、組織論としては驚くほど的を射ている。
組織で生きてきた人間として、それが機能しなかったために8人が絶命することになったというのは本当に悲しいことだ。リーダーである人は、どんな職場であろうと、きちんとした組織論とリーダーとしての訓練を受けるべきだと強烈に思った。今回の事故は絶対に防げたはずだ。この事態を招いたのは「撤退する勇気・戻る勇気」が欠けていたことにほかならない。
このように当ブログにはどこにでも応用が効く話を紹介しているので、沢山の人に読んでもらいたいと思う。その前に…投稿頑張らないとね(^^;
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