介護事業所は「ちゃんと」 としないと社員が残らない

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僕が介護事業所の事務長をやっていることは、このBlog内のいろいろなところで書いていますが、とにかく大切にしているのは「ちゃんとする」ということです。

さて、昨日のことですが、僕が勤めていた会社を退職した人と話をしていたところ、彼はある悩みを抱えていました。それは現在彼が勤めている会社が「ちゃんとしていない」ということでした。僕がいる会社を彼が辞めると言い出した時、僕は「外の世界を見てくるといいよ。君が『しまった!残っておけばよかった』と思えるような会社作りをしていくからね」と言って送り出したのです。ということで、改めて「ちゃんとする」大切さを感じたのですが、今回は、この「ちゃんとする」について深堀りしていきたいと思います。「ちゃんとする」というのを、もう少し「ちゃんと」書いてみると、「正しさ」という風にいいましょう。さて、では「正しさ」とは何でしょう?

目次

介護事業所おける「正しさ」ひとつめ:理念やポリシー

まずはしっかりとした理念やポリシーがあることです。僕が勤めている事業所でも「理念」と「ケアポリシー」というのを作って、日々の行動が理念とケアポリシーに即しているかをチェックしています。例えば「今のケアは理念と合ってる?」「今の声掛けはケアポリシーと少し違うよね」日常的にこういう会話ができるようにメンバー全員に声掛けをしています。これは経営陣だけではダメで、全員がお互いに声を掛け合うようにならないといけいないと思います。介護事業所を辞める理由のトップが「会社の理念がわからない」となっています。理念・ポリシーを作る。作った理念・ポリシーができるように声を掛け合う。こういったことが日常的にできるようになって、ひとつ「正しさ」が実行していると言えるでしょう。

「正しさ」ふたつめ:法令遵守

最初にこんなことを書いてしまうと監督官庁から怒られると思いますが、法令遵守が全てだとは言いません。それはなぜかというと「緊急性の高さ」というのがあるからです。高齢者福祉で最も緊急性が高いのは「虐待から守る」ことではないでしょうか。虐待から高齢者も守るために、どうしても一時的に法令を守れない瞬間があります。僕の場合、そういうときは必ず行政に経緯を説明し今後の正しい処理について指示を仰ぐようにしています。ここで起こる間違いの多くが「秘匿してしまう」ことだと思います。「これは法令遵守の観点からやばいな」と思ったら相談して公にしてしまうことです。変な例を出しますが、どうしても暴力団と接触しなければならなくなることがあると思います。例えば、クレーム処理とか。僕はそういう経験がありますが、その時も黙って暴力団に接触すればあとから何を言われるのかわかったものではありません。僕は必ず警察に相談に行ってから暴力団に対して行動を取ります。さて、話を戻しましょう。僕のいる会社を退職した彼の悩みはここでした。法令遵守に対する認識が甘い…会社ん考える「このぐらいはいいだろう」がユルユルだというのです。ユルユルな法令遵守認識は職員を悩ませ、モチベーションを著しく下げます。法令遵守に対しても正しくあるべきだと思うのです。

「正しさ」みっつめ:職員各個人で持っている目標

介護職は「対人支援専門職」と言われます。その職における必要な資質を考えてみますと、

思いやりがある優しい人、向上心があって勉強熱心な人、人の気持を察する洞察力

のある人、自分の考えていることを上手に伝えられるコミュニケーション能力を持つ人、自分の感情を制御できる忍耐強い人、相手のことを敬える謙虚な人、徹夜が平気で重い人間を抱える程度の体力(筋力よりも運動神経かもしれません)がある人、正しいことをやり抜く正義感の強い人、今時ある程度情報機器の扱いができる人…いかがでしょうか??これが必要な資質ですけど、全部を兼ね備えた人はいないと思います。例えば感情の制御が苦手な人がいるとしましょう。そういう人は、できるだけ周りに人がいる状況で介護の仕事をするようにしたほうが良いでしょう。例えば訪問介護職員よりも通所介護事業所に勤めるほうが良いと思います。できないところを、どうやって補完していくかという視点が重要だと思うのですが、その視点こそが「目標」です。目標を持ってない人は、上で挙げた資質を全て持っている…いえいえ、もし全て持っている人がいたなら、彼はもっと高い目標を設定するでしょう。いずれにせよ、自分が設定した目標を直視して邁進す正しさが必要です。

結論:「上手な介護」と「心のこもった介護」は別

理念やポリシーがなくても上手な介護はできます。法令を守る気持ちがなくても上手な介護はできます。目標を持たない職員ばかりでも上手な介護はできます。でも、そんなところに自分の親を任せたいでしょう?自分が高齢になったときに入りたいでしょうか?そんな事業で働きたいと思うでしょうか?

逆に考えると、自分の親を入れたい、自分が高齢者になったら入りたい、自分が働きたいという会社を作っていかなければならないと思うのです。今回の投稿は僕自身の決意表明みたいなものですね。がんばります!

下の写真は僕が勤めている事業所の職員が夜勤の休憩時間中に書いた絵なのですが、モスラ対ゴジラです(なぜゴジラの顔が猗窩座なの?w)

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この記事を書いた人

チームワークを得意とする介護業界に勤めるサラリーマン。Macで仕事をしていますが、それだけでモチベーションが上がります。時々、山に登ります。コタローという名の保護猫を飼っています。ゆったりマイペースで参りますので、よろしくお願いします。

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