僕が勤めている会社は3月決算なんです。今どき流行らないな〜というか、どうして3月決算にしたのか不思議というか…ねー
今日はそんなお話です。
3月決算が流行ったのは20年以上前のこと
僕が証券マンだった頃はこぞって3月決算にしたものです。それで良かったのです。でもそれは、20年以上前のこと。今となっては株主総会のタイミングが重なるから総会屋対策になるとか、行政の会計年度とマッチするとかいう消極的な選択だったように思います。業界によっては行政と会計期間が一緒でないとまずいところとかあるのかな??建設・土木業界?医療法人?
なぜ3月決算が流行らないのか
- まずは税理士から構ってもらえない
- 上場しようにも監査法人が付かない可能性が高い
- 上場するとして株主総会集中日に合わせるなんて株主軽視も甚だしい
と言ったことが挙げられます。
税理士から構ってもらえない
理由は簡単です。3月決算の会社が多いので忙しいから構ってもらえません。構ってもらえないは言いすぎかもしれませんが、サービスの質が低下するのは当たり前です。繁忙期に合わせて人員を確保しているわけではありません。1年中、同じ陣容でサービスを提供するので繁忙期に手を抜かれしまうのは仕方のないことです。
上場しようにも監査法人が付かない可能性が高い
税理士と同じ理由です。決算期末が何社も重なって棚卸しに同行できるわけがありません。某監査法人は3月決算は断るそうです。大手監査法人がダメなら弱小監査法人でいいのか?もしくは公認会計士2名を集めればいいのか?弱小監査法人という手はあるでしょうけど、それでも弱小が大きくなっていく過程で3月決算の会社が増えてくるとサービスの質が低下しますよね。
上場するとして株主総会集中日に合わせるなって株主軽視も甚だしい
新規上場で3月決算とか正直な気持ちとして株主軽視と言って良いでしょう。今どきの上場コンサルティングでは、こんな消極的選択をアドバイスするところなんてないと思います。株主軽視の会社のコンサルですから、そのコンサルが株主軽視ってことですもんね。そんなレッテルを貼られたら商売上がったりです。
それでも僕は決算作業をするのです
そうは言っても、僕は地道に作業をするのです。だっていつかは決算しなくてはならないのですから。ということで、本日は以上ですw
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