僕は嫌われない気遣いをしている(キリッ!! 今日はそんな話。
どうでも良い話から
最近、僕がいた証券会社の役員人事を見る機会があった。僕が営業企画部にいたときの課長がホールディングスの専務になってたり、僕が法人営業をやっていたときの1個下の後輩が専務執行役員になってたりしている。この2人、メッチャ仕事ができたので順当な人事だと思う。特に1個下の後輩は営業表彰の常連だった。ちなみに僕は営業表彰とか縁遠い存在だったからねwさて、この2人と僕の間には僕が証券会社をやめてしまった以外に大きな違いがあるはずだ。
それは僕が嫌われない気遣いをしなければならないところ
僕は別に嫌われても気にしないタイプなんだけど、3つ理由があってそうしている。
1. 嫌われないほうが物事がスムーズに進む
2. 上司や先輩として嫌われる存在は必要なのだが、僕はいい人なので(笑)「嫌われる=厳しい」、「嫌われる=性格悪い」の違いを出していくのってとっても難しい
3. 僕を入社させると決めてくれた人の顔を潰さない
ということで、ひとつひとつ紐解いていこう。
嫌われない方が物事がスムーズに進む
いろいろと誤解を受けることが多いんだけど、実は僕は強権発動主義だったりする。どいうことかというと、意外と問答無用で仕事をやってもらいたいタイプ。多くの人は僕は丁寧に合意形成を築いていって物事を進めていると思っているように感じる。実は全然そんなことない。そこで、こんな気遣いをしているわけ。嫌われた上に強権発動されたら反発が大きい、それ以上に上手くいくものも、上手く行かないリスクがグーッと高まる。それだったら自分でやったほうがいいと思ってしまうのだが、それでは周囲の存在意義がなくなってしまうので、嫌われないように気遣っている。
厳しいのと性格悪いのは別だけど、人はそう感じ取れない
よくこんなセリフを言うじゃん「この仕事は君の将来のためなんだ」みたいなことで、あえて部下を窮地に立たせたりしてさ。例えば、暴力団の事務所にクレーム処理に行かせたりとかね。それは、本当は君を陥れようとしているだけかもしれないよwなんてことはほとんどない!でも、指示された方からすると「性格悪っ!!!」と受け取ることがあるだろう。そう思ってしまうのが人間なのだ。物事がうまく進めば上司と部下の関係性は固く結ばれることになるけど、失敗すればボロボロ。大企業なら代わりはいくらでもいるけど、中小企業だと人材は人財なのだ。
僕の場合、普段からの人間関係を大切にすることで、部下から自発的に「僕が暴力団事務所に行きます」という関係を築くように努力する。ま、暴力団の事務所に行くのは極端な話で、実際には僕が行くけどさ。実際に行ったしねwww
僕の入社を決めた人の顔を潰さない
「なんで、あんな人を連れてきたんですか?」って言われないようにしないといけない(と思っている)。いろんな人が残念に思うからなんだけど、これを僕はいろいろな人に対して口に出す。そうすることで、それを聞いた人が誰かの顔を潰すことはしてはいけないと刻みつけてほしいからだ。これは人間関係に置いて良い影響を与えていくと思っているので、顔を潰さないように嫌われないようしていきたいし、それを口に出すことで良い連鎖を続けるようにしたいものだ。
エピローグ
実は大企業でも嫌われない気遣いは必要なんだと思う。例えば、部下であっても人間性を尊重するとかね。しかしながら、大企業の場合は失敗してもリカバリーはいくらでも効く。「つい」があってもなんとかなる。しかしながら、中小企業だと社員数という分母が小さいから「つい」のリカバリーが効きづらい。なので、証券会社の役員さんよりも、より多く気遣う必要があるのだと思う。
ちなみに、僕の経験上「半沢直樹」みたいなことは起こったことがない。起こっていたかもしれないけど、関係者全員で解決に向けて力を尽くした。千倍返しとかする必要ななかったかなw
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