HHKB Professional Hybrid Type−Sはすごく良い感じ

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2本あると予告したうちの1本がHHKB Professional Hybrid Type−Sのレビュー。「この間HHKB Lite 2を買ったばかりやろ!」というお叱りの声を受けそうだが、買ってしまったものは仕方ない。HHKB Lite 2は会社で使うことにしよう。あれはあれでコンパクトで今まで使っていた外付けキーボードよりも使い勝手が良い。何より、MacBook Proのキーボードと酷似しているところが良い。外付けキーボードにしたのに違和感がなく、コマンドキーの多用も苦ではない。

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お値段35,200円

ということで、HHKB Professional Hybrid Type−Sを紹介。まずはお値段だが、中古を入手しない限りはどこで買っても35,200円(税込み)だと思う、東プレのRealForceも30,000円前後の値段となるが、まぁキーボード界のフェラーリとランボルギーニぐらいのステイタスだろう。僕もAmazonで買ったが、やはり35,200円だった。
さて、この金額になると、試し打ちしてみないと怖くないか?という心配もある。しかし、僕が住んでいるのは田舎町なのでHHKBなんて置いてない。ということで35,200円は完全に賭けだ。HHKB Lite 2 を3800円で購入していたので、打鍵感についてはある程度の予想はしていたが後ほど触れよう。

開封からセッティングへ

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カラーは「炭」を選択した。
開封なんてのはYouTuberの皆さんにお任せするとして、接続を始めとするセッティングに話を持っていこう。裏面にスイッチがあってMac仕様にしてみた。スイッチ1をオフにしてスイッチ2をオンにするとMacで使える。特にドライバを入れたりする必要はなし。なんかアナログチックで良いと思った。そしてDeleteキーの仕様をBackSpaceにする。これでMacBookのキーボードと同じ感覚で打てるようになる。Fnキーの位置がMacBook系の左側にあるのに対して、HHKB Professional Hybrid Type−Sは右側にある。違和感がありそうだが、これは意外と早く慣れた。というのもHHKBは独立したファンクションキーがなく数字キーとFnキーの組み合わせでファンクションキーとして機能する。僕はファンクションキー多様派なので触れる機会が多めだと思うが、そのおかげで慣れたと言って良い。そしてHHKB Professional Hybrid Type−Sには矢印キーがない。これもFnキーと [ ; ‘ / (これだけだと何のことかわからんだろうけど、下の写真をみてほしい。
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よく見ると矢印が見える。Fnキーとこれらの組み合わせで矢印キーとして機能する。ControlキーとFNBPの組み合わせでも良いけどね。Controlキーが絶妙な場所にあるので重宝している。ちなみに僕のMacBookのCapsRockキーも同じ位置にあるが、僕はこれをControlキーに変更している。こうすることで、MacBookのキーボードとHHKB Professional Hybrid Type−Sの切り替えがスムーズに行くということだ。キーマッピングが変更可能なので、Deleteキーと「|」の位置を入れ替えた。こうすることによってMacBookのキーボードと非常に近くなる。これであとは、ファンクションキーと矢印キーさえマスターすれば使い勝手そのものは悪くない。あとは打鍵感ということになるだろう。

一番大事な打鍵感だけど

35,200円にはたくさんの意味がある。質感、耐久性、意匠…それと「感覚に訴える何か」。キーボードにおける「感覚に訴える何か」とは、ほぼ打鍵感が占めるのではないだろうか。ということで打鍵感。
まず軽快に打てる。これ超大事。押下圧45gということだけど、45gってこんなに軽いの?と思うぐらいに軽い。東プレのRealForceを使ったことがないので比較できないけど、HHKB Professional Hybrid Type−Sが45gなら、RealForceの30gは「激軽」だろうと思う。もう一つの原因としてHHKB Lite 2をグリスアップして重く感じるようになってしまったので、感覚的にその影響もあるのかもしれない。
キーストロークがそこそこ(3.8mm)あるので、ノートPC系の薄いキーボードで滑るようにタイピングをする人にとって、この深いキーストロークをどのように感じるかというと、おそらくは違和感少なめだと思う。軽い打鍵感なので、意外と深く打ち込んでる感覚がない。HHKB Lite 2のほうが、しっかりと深さを感じながら打っているのは間違いない。
打鍵感とともに大事なのが「指先の痛み」。経理の仕訳作業って数字入力がメインだと思っているでしょ。実は摘要欄というのがあって、そこに「どこに、どういったものを、どういう経緯でお金を払った」とか「どういう経緯で計上した」という情報をたっくさん入力しないといけないので、めっちゃキーボード打つ。マジで指先が痛くなったり、腱鞘炎になったり、腕が腫れたりするぐらい打つ!その点、指先の痛みは軽減された。これだけでも価値はある。

デメリット

Bluetoothを使ってMacBook Proとの接続は問題ないけど、MacBook Airだとやや不安定のように感じる。タイピングから一瞬遅れて入力されたり、「これってチャタリング?」と思われるような挙動もあった。特に同じキーが複数回打たれるということがある。静電容量無接点方式ということで理論上チャタリングが起こらないということだったが、あくまで「理論上」だったのかな?ただ、これも不安定ということで、いつも出るわけではない。でもね…高いキーボードなんだから、何とかしてほしいとは思っているけどね。HHKB Professional Hybrid Type−Sの名誉のために触れておくとUSB-C接続ができる。これは有線接続なので安定感は抜群!

エピローグ

キーボードって「慣れる」ものだから、使い始めて日が経っていない現段階で評価するのは難しいけど、今のところは満足している。専用のソフトでキーのマッピングを変更して、使いやすくカスタマイズできるのも高価格の恩恵だと思う。キーボードとして人とハードの架け橋という意味での満足度は高い。おすすめできるお値段ではないが、相当量の文字を打つ人には長年の痛みを考えると安い投資かもしれない。あくまで「かもしれない」だよ!

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この記事を書いた人

チームワークを得意とする介護業界に勤めるサラリーマン。Macで仕事をしていますが、それだけでモチベーションが上がります。時々、山に登ります。コタローという名の保護猫を飼っています。ゆったりマイペースで参りますので、よろしくお願いします。

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